Miniのブランド力に魅力を感じていたBMWは、ローバーグループにより開発が続けられていたMINIおよびブランドは自社に残す形をとり、現在はBMWのもとで「完全に新しい」MINIは生産販売されています。
オリジナルのMiniについては、その生産はブランド力を持った他社競合車種であるフォルクスワーゲンビートルやシトロエン2CV、メトロなどよりも長く続きました。
最後のMiniは2000年10月をもって組み立てラインから離れることになりました。
この年までに総計530万台Miniが生産され、生産中止を惜しむ声も多かったのですが、生産中止となった経緯については、日本における衝突安全性の基準見直しによるところも大きいと言われています。 Miniは、メインターゲットを日本にしていたことから、生産数のかなりの割合を日本向けとしていたのですが、衝突安全性の新基準にMiniは合致しなかったようで、これはMiniの生産中止につながる大きな打撃でした。
1999年12月、1900年代のカー・オブ・ザ・センチュリーを選ぶ投票がアメリカのラスベガスで行われましたが、Miniはヨーロッパ車で最高の得票を得ました(Car Of The Century はフォードT型が受賞)。