[BMW miniの歴史(1959〜1970)6]:BMW miniについて

BMW miniの歴史(1959〜1970)6

[ミニバン、ピックアップモデル]
 業務用パネルを装備したトラックミニバンおよび、ピックアップモデルも生産されました。

 通常のエステートモデルのシャーシが使用されていますが、バンタイプについては横窓は取り除かれ、ピックアップタイプについてhは後ろに荷台が装備されています。

[オースチン モーリス・ミニモーク(Mini Moke)]
 多目的車として開発、生産された一風変わったデザインの車ですが、映画の007シリーズにおいては、秘密基地内での移動手段として登場するなど、その個性を発揮しています。

 ミニモークはジープに似た外観をしていますが、これは当初、ミニモークが英国陸軍向けに設計されことに由来しており、四輪駆動のツインエンジンモデルも試作されました。

 英国陸軍での登用については、数千台が軍へ納車され、各地で使用されましたが、正式採用とはならなかったようです。

 不採用の理由については「低い地上高が軍用に向かないため」という説が一般的ですが、軍用車を多数使用していた英国陸軍と製造していたBMCが設計、試作段階で不正地走破性を見落とすことは考えられないため、他の要因があったのではといった意見もあります。

[バンデンプラプリンセス]
 ミニの高級モデルであり「小さなロールス」とも言われています。 バンデンプラプリンセスは、コードネーム「ADO16」として開発され、1962年に販売されましたが、コンパクトな車体にゆったりとした空間を保つとともに、気品あふれる外観をしており、「ハンプラ」の愛称で現在も根強い人気を持っています。